先日、ディプロマ試験がありました。
ホリスティックアロマセラピストのプロになるための試験です。
基本科から学び、自分の癒しの道がスタートします。
そして段階を経て卒業試験。
その後希望される方はディプロマ試験を受けることができます。
それに合格すると、今度は癒し手側になります。
ご自宅でサロンを開いたり、また今のお仕事の中で癒しのエネルギーを流したり、精油を使っていくことができます。
ディプロマを受けるまでの養成コースは、自分癒しのコースです。
自分がある程度癒されていなければ、人を癒すお仕事はできません。
もちろんプロになってからも自分癒しの道はずっと続いていくわけですが・・・。
まずは癒しの土台をしっかりとゆるぎないものにすれば、これから風が吹いたり嵐にあっても、自分で乗り越えて自分を癒していけるんですよね。
今回は菊川校からおひとりの生徒さんをディプロマ試験にお連れしました。
全国から8名が浜松に集まりました。
みんなそれぞれが癒し手になりたくて集まった方たち。
今まで色々な人生をそれぞれが歩み、その中でご自分が体験してきたことが、絶対癒されないと思っていたことが癒されていく流れは、本当に素晴らしいと思いました。
ご家族と会話がなく、それが平気だったのがこのままではいけないと思えるようになり、もっと仲良くなっていきたいと思えてきたこと。そしてそんなご家族が実は自分を愛してくれていたことに気づいて感謝があふれるようになった方。
絶対癒されないと思っていた深い心の傷が、実は大きな愛だったと気づいた方。
長年許すことができなかった人が、実は自分にとって大切なことを教えてくれていた人だったと気づいた方。
どんなに辛かった出来事も、許せなかった出来事も、全ては自分から始まっていたと気づいたとき、人は本当に癒され始めるのですね。
それぞれの今までの人生が宝石のようにきらきら輝いていました。
誰かのためにお仕事をしたいと思う方のほとんどは、誰かが自分を待ってくれているって思うんですよね。私もそうでした。
でもその誰かというのは、誰でもなくいちばん近くにいてくれる家族なのだということ。
自分を産んで育ててくれた両親。またいつも支えてくれているだんなさま。またそのだんなさまを産んで育ててくれた両親。
その家族を飛び越えて他の方の癒しはできないんですよね。
いちばん自分に愛を注いでくれている家族への溢れる愛があって、クライアントさんに愛のあるトリートメントができるんですよね。
こうして癒しのお仕事をさせて頂いていて幸せに思うのが、生徒さんたちの癒しの道を一緒に歩ませて頂き、癒されていく姿を間近でみさせて頂けることです。笑顔を見たことがなかった方が、笑顔が絶えなくなったり、きつい目をされていた方が優しい目になったり、家族に対して冷めた思いだった方が、ご家族がとても仲良く幸せになっていかれたり、病気だった方がその病気をご自分で克服されていったり、幸せな顔はまわりを幸せにしてくれます。
そしてそんな方たちを見て、私もまた、自分癒しの道をまっすぐに歩んでいきたいと思うのです。
今回の試験では残念ながら不合格になりました。
でも帰りは生徒さんの輝きが倍増していました。
来月の追試に向けて頑張ります☆と溢れんばかりの笑顔。
人って癒されると、もっともっと自分を癒したくなるんですよね♪
癒しのお仕事・・・やめられませ~ん